タイピング・オブ・ザ・デッド2の悪いところ
先のエントリでは持ち上げまくった記事を書きましたが、現時点で気になる点についても列挙。
【悪いところ】
・PC要求スペックが高め。
・毎回ディスクチェックうぜぇ
・ワードの綴り間違いが目に付く
・タイピング能力診断がまるで当てにならない
・クローンが弱すぎる
・ドリルモードのボーダー基準が何かおかしい
・主人公(ヒロイン)がとってもおばさんに見えてアップになる度に萎える
TODが出るときは毎度のことなのですが、やたらと要求スペックが高い。
詳しく公式サイトを見ていただきたいのですが、CPUやメモリはともかくグラフィック関係の要求が高め。グラフィックボードを追加しているマシンじゃないとまず快適なプレーは望めないでしょう。
3Dゲーとしてはむしろ軽い方なので1万ぐらいの安いボードでも十分すぎるのですが、オンボードでは無理っぽい。
体験版が出た当初はハイスペックなマシンでもロード時間が非常に長いなどの問題が出ていましたが、体験版のバージョンアップ・製品版も修正パッチにより対応されており、現在はストレスを感じるほどの長さではないです。
ディスクチェックの問題。
これは初代初期バージョンの頃からずっとそうなのですが、タイピングのソフトで毎回毎回ディスクを要求するのはいかがなものか。毎回毎回トレイに入っているディスクがギュルギュル何かを削るような音を立てて回るのは精神的にもあまりよろしくない。
しかも今時SafeDiscとか。最近エロゲでも初回起動のみの認証で以降ディスクレスで行けるのばっかなので、凄い久しぶりに見た気がします。
公式でNoCDパッチ対応とかしてくれないんですかね。しないだろうねぇ
これのあるなしでプレーの快適度・継続プレー度が全然違うと思うのですが。自己責任でNoCD化する手段はあるものの、こんなのごく一部の人しか知らないだろうし・・・ ねぇ?
あとはタイピング能力診断が一部当てにならない(私程度のタイピング能力でスピード・正確性が上限の100が出てしまう。正確性とかミス乱打しまくりですよ?)のとかクローンが弱すぎるとか(自分のクローンと対戦しても余裕で勝ててしまう)せっかくの機能が台無しになっている部分が多く。
能力診断の数値がクローンの能力値と連動しているのなら、クローンが劇弱なのも納得なのですが(スピードとか100までしか評価できないのならそら遅い)。現状じゃあ達人タイパーのクローンと対戦しても意味なさ過ぎるので、これはどうにかして欲しい。
ドリルモードのボーダー(合格)基準が妙にばらばらで一部種目が強烈に難しくなっていたりなど何かバランスもおかしいのですが、
これはネットワーク偏差値を見れば相対的な自分の位置を知ることが出来るのでそれほど大きな問題ではないのかなと思います。どう考えてもトップランカーの実績取得が無理っぽいやつがありますけどね・・・
そういった面でのバランスの悪さ(ちゃんとデバック・テストプレーしてるの?という)、今までのノウハウを活かせてない点なども含め、なんだか今回の作品は「タイピングマニアの為のソフトを作りました!」という前作には確かにあった魂のようなものがイマイチ感じることが出来ない。
ストーリーモードのVERY HARDは確かにかなり難しく作られており難易度という点では歯ごたえはありますが、ちゃんと(超上級者レベルなら)クリアできるようなバランス取りは考えられてるのか? ただ理不尽にワードを長くしてるだけのように見えてしまって仕方がない。
初代TODを作ったメンバーはほとんど関わっていないという現状を見ればしょうがない部分もあるのかもしれませんが、もう少しどうにかならなかったのか。
もちろん先のエントリにも書いたとおり、十分過ぎるほどに評価出来る部分もしっかりあります。「タイピング練習のための素材集」という考え方をすれば、この作品に匹敵出来るものなんてそれこそ初代TODしかないですし、そんじょそこらのタイピングソフトは軽く凌駕しています。
十分なPC環境が用意出来るのであれば、タイピング練習ソフトとして、タイピングの腕試しのソフトとして、しっかり働いてくれることでしょう。
なんだかんだとお勧めですTOD2。今後の修正パッチ・アップデートパッチとかで機能改善・追加に期待したい。
それにしても、とってもおばさんくさいヒロインのグラフィックはどうにかならんのか。可愛い女の子が手取り足取り教えてくれるならもっとがんばれるだろうに。
エロゲとかギャルゲとかで出ませんかねこういうの。絶対売れないと思うけど俺は買う。
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タイピング・オブ・ザ・デッド2のいいところ
先週木曜に発売されたTyping of the Dead2
一通りプレーし終えたので思うところをちょっとまとめてみよう。
作品の雰囲気に関してはSEGA公式サイトに紹介ムービーが複数用意されており、各モードとも一通り確認できるのでそちらのご確認を是非。
【良いところ、面白いところ】
・タイピング初心者から超上級者まであらゆるニーズに応える多彩なモードの用意。
・「タイピングポイント」「達成実績リスト」の搭載により、継続プレー意欲上昇
・「ネットワーク偏差値」の導入により、全プレイヤーの中でどのぐらいの位置にいるか分かる。
正直なところタイピングソフトとしてはTOD2004とかの方が完成度は上でしょう。やたらPCスペック要求するし重めだし、ストーリーモードもVERY HARDにしない限りは余裕だし。
ただ、上に挙げているように偏差値や実績といった要素のお陰で、とりあえず全部埋めきるまではプレーしてやるぜ!という気分になったことで、
今日の時点まででプレー時間が25時間越えてます。この人あほです。
TODの時は初代とか2004とかでも速攻で投げ出していたことを考えれば、本作は本作でいいところは十分にあります。
ストーリーモードのVERY HARDは果たしてExpertクラスの超上級者でも突破できるのか?と疑問に思えてくるほどえげつないです。気分的にAC版TODの5章ハイエロファント直後の雑魚×2あたりがずーっと出てくるような酷さ。ダメージ確定地帯多すぎ。
ゴッドハンドなどのアイテムフル装備で突っ込んでも途中で力尽きます。4章の時点でもう少しライフに余裕を持たせられたら分かりませんが。
タイピング練習ソフトということもありますが、チュートリアルが馬鹿丁寧。前作のチュートリアルはまるで見ていなかったので初めて知ったのですが、ホームポジションの手の置き方から運指からといった超基本的なところからきっちり教えてくれるので、変な癖がつくこともなく覚えられそう。
かな打ちの練習にTOD2使おうかなと思い始めてる今日この頃。
こうしていいところだけを挙げてみれば、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えてくれる(上級者向けコンテンツは若干ボリュームの無さを感じますが)素晴らしいソフトだと思います。
何より「継続してプレーする気にさせる」という点においては、少なくとも私の中では初代TOD(及び派生作品)より遥かに上だったこともあり、買って損は無い出来でした。この1週間で数年間まともにやってなかったタイピングも多少は勘を戻せましたし、改めてタイピングの面白さに触れることが出来たように思います。
現時点では悪い点もたくさん内包しているソフトなのでその点は別記事で述べますが、その部分を許容出来るのであればタイピング練習ソフトとして無限の可能性を与えてくれるでしょう。
ぶっちゃけタイピングラリアット(現状初代TODの最終バージョン)とのWパック買っちゃえばどっちかは当たるよね。1000円違いの単品買ってしまったのを後悔し始めてる今日この頃。まぁラリアットまでやってたら時間いくらあっても足りませんが。
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次のエントリに続く。
THE TYPING OF THE DEAD II 達成実績一覧メモ
自分用メモ。随時更新
実績リスト自体がネタバレになりかねない(後から解禁されるタイプのドリルとかが分かってしまう)ので、閲覧の際はご注意を。
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