<< CHAOS;HEAD NOAH 嗚呼、もっと妹とチュッチュしたかった・・・ : main : Windows起動不可の状態をubuntuの起動ディスクが救ってくれた件 >>

ことり Love Ex Pにみる曲芸商法

先日初代D.C.のヒロインの一人、白河ことりをフィーチャーしたファンディスク「ことり Love Ex P」が発売されました。

歴代の初代D.C.シリーズより「D.C.P.C.」「D.C.WhiteSeason」「D.C.FourSeasons」「C.D.Christmas Days」のことりシナリオに加え、PS2で発売されたD.C.I.F.にHシーンを加えた逆移植版「ことりExtasy」、そして結婚後を描いた新規シナリオ「ことりPLUS」と、実に6作品にも渡ることり登場作品を1つのパッケージにまとめたという、Circusならやってそうでなかった形のファンディスク。

 

初代D.C.にもことりにも全く思い入れは無いのですが、それでもうっかり買ってしまったのはD.C.I.F.がちょっとだけ気になっていたのと、パッケージのお得感でつい手を出したくなってしまったことですね。実際プレーしてみるとそこまでいうほどお得でも無かったのですが。

(無論それぞれの作品を単品買いするよりは遙かに安くあがりますが)

 

最近のCircusが上手いと思うのがこの部分だと思います。昨年末のD.C.II F.L.の際も「D.C.II P.C.」「D.C.II S.C.」との同梱パッケージを用意しお得な(と思わせる)値段設定をすることで購買意欲を見事に煽られました。F.L.の通常版6800円、初回版7800円に対し3本セットは9800円でしたので、普通にP.C.もS.C.も持っていたけど3本セットを購入しました。この買い方をした人は少なくなかったはずです。

ことりLove Ex Pに関しては完全新規となるのはことりPLUSのシナリオのみ。I.F.のHシーン追加と併せてもプレー時間換算で3〜4時間程度のものでしょう

(自分はPLUSはほぼスキップで飛ばしたのでどの程度のプレー容量なのか正確にはかりかねるところがありますが)

これだけの労力でフルプライスの商品としてものにできているという着眼点は実にきたな・・・ゲフンゲフン上手い手口であると言えましょう。

 

しかし今回はそれだけに終わりません。

実は今作Circus史上まれに見る「限定版が存在しない通常版のみの発売」となった作品なのですが、発売と同時にオフィシャルページで「ことり Love Ex Pをお買い上げの方に贈るグッズ企画進行中」という告知が出ています。

これに関しては製品版同梱チラシにはもう少し詳しい事情説明があって、当初は特典付きの初回版を制作する企画があったが、商品として高額になり過ぎるため見送られたという経緯が述べられているのですが、

その時同梱が予定されていたグッズを後付で販売してしまおうという事のようです。これこそ前代未聞です。

最初に見たときはあまりのことに唖然としてしまったのですが、これもまたCircusらしいやり方だなと思えます。いわゆる曲芸商法と揶揄される売り方に関しての大きな特徴として、パッケージの種類そのものは非常にたくさん出すけれども同梱特典の為に無理矢理パッケージを重複買いさせるような方向には基本的に持って行かないというものがあります(感謝ぱっくなど一部に例外はありますが)。Circusの場合は初回版と通常版で同梱物に差をつけることで値段も変える販売スタイルを取っていますが、今回のこの施策もある意味その方向性の延長と見ることができるでしょう。

初回版と通常版が出る作品の場合どうしても通常版は出回る数が少ないので(発売日自体が後になることもある)、特に今回のように特典が高額になるのであれば、欲しくない人は買わずに済む今回の販売スタイルは、Circus側がその販売コストを厭わなければみんなが幸せになれるわけで。

 

なんだかんだでこういう事がすぽーんと出来てしまうからCircusは強いんだろうなと思います。まぁ基幹となるD.C.シリーズもの以外は相変わらず鳴かず飛ばずの状況のように見えますが、あれこれチャレンジ出来る環境があるというのはそれだけで強みに思えます。

また最終試験くじらみたいな作品でないかなぁ・・・



あ、こっちのブログもどきにことり Love Ex Pの攻略ページ置いてます。大して攻略が難しいゲームでもないですがよかったら参考に。

 

ことり Love Ex P
ことり Love Ex P

エロゲ/ギャルゲ > D.C. : comments (0) : - : 編集
関連エントリ


最近の記事
日記カテゴリ
etc