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【レビュー?】「11eyes Complete」 実績のロックが解除されました

 

20090409231349

冗談抜きで凄く長かった・・・

そんな11eyes CrossOverについて思いつくまま書いてみる。

 

・高解像度なグラフィック(1280×720)

PC版の解像度(800×600)に不満があったわけではないのですが、移植版の画面に見慣れるとPC版の画面は非常に狭苦しく感じるように。

このあたりは次世代機ならではですね。PCのエロゲーでもごく一部でHD画質対応の作品出てきてますが、浸透するのはまだまだ先の事でしょう。

 

 

 

比較。

左がPC版、右がXBOX360版(クリックすると別窓で原寸大画像表示)

最初に移植版のサンプルCG見たときは既存のCGについては上下カットしたような感じになるので違和感があったのですが、実際プレーしてると全然気になりませんでした。

グラフィック面については文句なく移植版の方が上。

 

 

・追加シナリオ『虚ろなる鏡界』編

新主人公「天見修」のストーリー。栞が赤き夜の戦いの前線に加わってくるまでに裏で何をしていたのか語られるお話。

ひたすら超常的な能力と能力のぶつかり合いでど派手にぶちかます感じに比べると極めて理論的な戦闘展開及び能力・特性を持つ主人公君なので、大人しめな印象があるかもしれません。

ただ、強い絆・信頼で結ばれながらも展開上特に終盤は1対1の局面が多い罪と罰〜編と比べると、みんなで力を合わせて窮地を乗り切る友情ものとしての色が強く押し出されており、個人的にはこちらが好みです。

惜しくらむは戦闘回数が非常に少ない事か。どう頑張ってもシナリオの尺を長くする事が出来ない位置づけなので仕方ないところではありますが、もっと修達の戦いを見ていたかったです。

鏡界編の1週目クリアまでが6時間、コンプまでが+3時間で9時間程度でした。鏡界編コンプ下地点で既読率が17.41%。

全体のボリュームからすると6分の1程度しか無いので短く感じるし実際11eyesというゲームのスケールからすると短いまとまってしまってるお話なのですが、普通のエロゲギャルゲで考えればヒロイン1〜2人分ぐらいは十分にあるので追加要素としては十分かなと思います。罪と罰の方に比べれば恋愛描写も多少はあるし(あくまで比較論ですが)

新OP曲の「Endless Tears...」が素晴らしすぎるし。追加された戦闘BGMもノリノリで熱かったです。

 

でもかなえルートが無いのは納得いかない。DLC! DLC!

 

澪さんの酷い立ち絵。

発売前は一番気にかかってたキャラだったのに一気に冷めました(・ω・)

 

 

中にはこんな可愛い澪さんもいらっしゃるのですが。澪の絵さえしっかり安定してればグラフィックは文句の付けようがなかったのになぁ・・・

 

汐音さん。

 

 

かなえさん。

 

 

・リメイクシナリオ『罪と罰と購いの少女』編

どこが変わったのか分からないほどPC版そのまんま。カットされるHシーンの代替となるイベント・CGが全く用意されていないのには絶望した!

栞が鏡界編ヒロインになった関係なのか、こちら側の栞イベントは削り取られてます。元から少なかったですが。

絆創膏絡みのネタはコンシューマーじゃそりゃ無理ですが、最終決戦前の下りが完全に無くなってるのはどうかと思う。そりゃ修がいるから構わないのかも知らんが、終末が迫る絶望の中で明日への想いを確かめ合う個別イベントの一つぐらい残しておいてくれてもいいんじゃねと思うのですよ。

 

こちらに関してはコンプにやたらと時間を食われた事もあり、若干不満が残りました。それでもやっぱりいいものはいいし、1年ぶりのプレーでめっちゃ燃えたけどね!

 

なんとなくてきとーなCGチョイス

 

地味に演出がかっちょくよくなってたりします。

 

 

・システム的なところ

PC版では2周目以降重宝した「次の選択肢へ進む」のスキップ機能が今回は搭載されておらず、普通な既読スキップor全スキップ機能しかありません。

このせいで2周目以降のプレーが以前と比べ非常に時間がかかるものになっています。鏡界編はシナリオ全体を通して選択肢が1箇所しかないため分かりやすくめんどくささも少ないですが、罪と罰編はそれはそれは厳しいものがあります。9割以上が共通という物凄い偏り方をしているゲームなのだから、何とかして欲しかったところ。

 

またこのゲームの大きな特徴である「クロスビジョン」システムですが、これもPC版と比べると退化しています。

PC版ではシナリオ進行中でも画面右下のボタンワンクリックで手軽に飛べたのですが、今回はXボタンを押して「メニューを呼び出し→クロスビジョンを選択」とする必要があります。決定ボタンをAボタンとLBボタン、キャンセルはBボタンと左トリガーといった具合に無駄に重複させている割にクロスビジョンに一発で飛べるボタンというのが無いのです。

まぁこれだけならそこまで問題にならないレベルなのですが、シナリオ進行中にクロスビジョンを見に行った場合はシーンの既読未読判定が保存されないという意味分からない最悪な仕様があるので(クロスビジョンからシナリオ本筋に戻る際に何故か入る直前の状態をロードするからだと思うけど)、後からまとめて回収するしかないという酷いお話。

罪と罰〜のラストバトルは3つの戦闘が同時に進行するので、それを細かくクロスビジョンで切り替えながら見ていくのが好きだったのに、上記2つの症状によりとてもそんな気にはなれなかった。色々と残念

 

まとめると。

主題歌『神』、グラフィック『優』、シナリオ『可』、システム『駄』

といったところでしょうか。点数でいうなら60〜65点ぐらい。

すんごい好きなんですけどね。全力で応援したいゲームなんですけどね。

元のゲームが非常に魅力的なだけに、システムの劣化で足を引っ張ってなければ十分良作のままでいられたのになぁと残念至極。あとかなえルート

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